チェコ旅行に行く予定なんだけど、首都のプラハ以外におすすめの場所はないかな?
『世界でもっとも美しい街』と言われるチェスキー・クルムロフはいかがでしょうか?
その言葉通り、息をのむほど美しい街です。
今回はチェコ共和国の世界遺産の街、チェスキー・クルムロフをご紹介します。
チェスキー・クルムロフはチェコの世界遺産の街
「チェスキー・クルムロフ」はチェコ南部のボヘミア州にある小さな都市です。
街全体が世界遺産にも登録されており、景観の素晴らしさから「世界でもっとも美しい街」と讃えられています。
- 首都はプラハ
- 国土面積は日本の5分の1
- 公用語はチェコ語
- 宗教はカトリック10.3%,無信仰34.3%
(2011年チェコ統計局) - 主要産業は機械工業(自動車など),化学工業,観光業
チェスキー・クルムロフの行き方
チェスキー・クルムロフへのアクセスはバスと電車の2種類があります
ただしバスの方が「安い・速い・運行本数が多い」ので、個人的にはバス利用がおすすめです。
首都プラハからチェスキー・クルムロフまでは高速バスを使って約3時間なので、日帰り観光も可能。
もしスケジュールに余裕があれば宿泊してゆっくり滞在されることをおすすめします。
夜のライトアップや朝の静けさのなかで見る景観も本当に素敵なんです。
プラハからチェスキー・クルムロフまで行くバスからの車窓です。
綺麗だなぁ~。
チェスキー・クルムロフに到着しました。
それでは私と一緒にチェスキー・クルムロフの街を散策していきましょう!
おすすめの観光ポイントも紹介しますね。
チェスキー・クルムロフのおすすめ観光ポイント5つ
チェスキー・クルムロフの街はとてもコンパクトなので、すぐに歩いてぐるっとまわれます。
地面は石畳になっている場所が多いので歩きやすい靴がおすすめ。
絵葉書のような美しい街並み
チェスキー・クルムロフは街全体がおもちゃのような可愛らしさ。
まるでおとぎの国です。
街の中心には教会とお城があります。
その周りにオレンジ色の屋根の可愛らしい家々が建ち並び、それらをさらにS字型に曲がったモルダウ川がぐるっと囲んでいます。
モルダウ川って、小学校の音楽の授業で歌ったやつ?
そう。
スメタナ作曲「我が祖国」で有名なモルダウ川だよ。
大好きな曲だったから感慨深い…
写真がぼやけちゃいましたが、夜景もすごく綺麗でした。
ライトアップされたチェスキークルムロフ城がロマンチック…
夜や早朝は日帰り観光客が帰ったあとなので、穏やかな静けさの中で美しい街並みをゆっくり堪能することができます。
チェスキークルムロフ城
チェスキー・クルムロフの有名観光スポットといえばやはり、チェスキー・クルムロフ城。
クルムロフ城は13世紀から18世紀にかけて増改築が繰り返され、その結果「ゴシック」「ルネサンス」「バロック」それぞれの様式が混在する建築物になりました。
城の塔からは360度の大パノラマで美しい街全体を見渡すことができます。
「ゴシック」「ルネサンス」「バロック」の特徴の違いに興味がある方はこちらのサイトが参考になります▼
可愛いチェコ雑貨
街を歩いていると可愛いチェコ雑貨のお店にたくさん出会います。
とにかく可愛い~(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)
ほんとだ、あたたかみがあって可愛いね~♪
可愛い雑貨店を見つけるたびに立ちどまってしまい、なかなか先に進めません (笑)。
チェコ雑貨の可愛さは多くの女性を虜にしますね。
外壁の「だまし絵」
街を散策しながら、ぜひ「だまし絵」を探してみてください。
こちらの写真、パッと見はレンガ作りの建物に見えますよね。
でも実は、すべて絵なんですよ。
絵なの!?
本物のレンガかと思った!
壁の模様も、すべて絵です。
ひゃぁ!
誰かがのぞいてるよ。ちょっと怖い…(笑)
チェコの名物お菓子「トゥルデルニーク」
私が全力でおすすめしたいのが、チェコで大人気のお菓子「トゥルデルニーク」。
これがもうね、冗談抜きで激ウマなんですよ。
伸ばしたパン生地を金属の棒に巻き付けてぐるぐると回しながら焼いていく。
きつね色に色づいてきたら、表面をシナモンや砂糖でまぶして味付け。
外側はカリッと香ばしく、内側はモチモチです。
けっこうなボリュームなんですが、あまりにもおいしいのであっという間にパクパク食べ進められてしまいます。
チョコレートなどいろんな味付けがあるんですが、私のお気に入りは「シナモン」♪
もう思い出すだけでよだれが出てきそうです…
その美味しさにハマりすぎて、チェコ滞在中に6個も食べました。
え、食べ過ぎ…
こんなふうに望遠鏡みたいにもできますよ(笑)
チェコの観光地にはトゥルデルニークのお店がたくさんあるので簡単に見つけることができます。
チェスキークルムロフの影の歴史
どこを切り取っても絵画のように美しい、世界遺産の街「チェスキー・クルムロフ」。
しかし実は、かつてこの街は荒廃していた時代があるんです。
え!どうゆうこと!?
チェスキー・クルムロフの始まりは13世紀。
手工業や貿易で栄え、16世紀に最盛期を迎えました。
20世紀にはいるとヨーロッパでは一気に産業革命が進みます。
しかし田舎だったチェスキー・クルムロフの街は鉄道網から外れ、工業化が図られることもなく、衰退の一途を辿っていったのです。
時代の流れから取り残された街は荒廃し、ついにはゴーストタウン化してしまいました。
え、そんな・・・
しかし廃墟になったおかげでチェスキー・クルムロフは深い森に守られ、戦争による街の破壊や改築をまぬかれました。
結果として、昔ながらの美しい中世の姿をそのまま残すことができたのです。
さらに1989年のビロード革命以降の民主化で、人々は寄付や投資によって荒れ果てた街を修復しよみがえらせていきました。
人々はこの復興を「眠れる森の美女の目覚め」と呼んだそうです。
そして1992年には世界遺産に認定されました。
チェスキー・クルムロフが再建されたのはごく最近のことなんだね。
そんな激動の歴史があったなんて想像がつかなかったよ…
歴史を知ったうえで街歩きをすると、また違った見方で楽しむことができそうですね。
まとめ
世界でもっとも美しい街、チェスキー・クルムロフ。
気になった方はぜひチェコ旅行の候補地にいれてみてはいかがでしょうか?
トゥルデルニーク食べに行きたい~