こんにちは、バンコク在住のぴっぴです。
みなさん、「瞑想」って体験したことありますか。
私が住んでいる仏教国のタイでは、多くの人にとって祈りや瞑想は身近な習慣のようです。
私も瞑想にはずっと興味があったんですが、なかなか体験する機会がありませんでした。
そこで先日、土曜日の午前中にバンコクで定期開催されている「バンコク瞑想会」に友人と参加してきたんです。
ここでは日本語ペラペラなタイ人のお坊さんが、パワーポイントや動画を使いながら優しく丁寧にタイ瞑想を教えてくれます。
実際にタイ瞑想の体験もできて、すっごく良い経験になりました!
今回はこの「バンコク瞑想会」の様子について詳しくお伝えしますね。
タイ人のお坊さんから日本語でタイ瞑想を学べるんだね。
気になる~!
バンコク瞑想会とは?
日本に拠点をもつ「タイ仏教瞑想センター」が主催
バンコク瞑想会は「タイ仏教瞑想センター」という団体が主催です。
タイ仏教瞑想センターの本拠地は東京にあり、日本でもいろんな催し物が行われています。
タイ仏教瞑想センターは「瞑想」によって皆様の疲れを癒し、心身の安定向上を目指しています。当院は誰でも気軽に、簡単に瞑想のできる場所を皆様にご提供しております。
引用元:タイ仏教瞑想センター公式サイト
現在はオンライン瞑想会なども開催されているようです。
タイのお坊さんから日本語でタイ瞑想が学べる
タイの「バンコク瞑想会」は土曜日の9:30~11:00に開催されます。
その最大の特徴は、日本語ペラペラなタイ人僧侶から日本語で本場タイ瞑想を学べること。
パワーポイントや動画を見ながら、お坊さんのありがたい話を聴けます。
お坊さんがパワポで説明をしてくれるなんて近代的!
予約・参加費
瞑想会に参加するには事前予約が必要で、バンコク瞑想会の公式サイトから予約できます。
料金は100バーツ。
予約フォームに必要事項を記入して送れば、それで完了です。
当日の4日前に確認メールが送られてきました。
「バンコク瞑想会」は現在コロナの影響により一時的に中止されています。
最新情報をバンコク瞑想会の公式サイトでご確認ください。
場所・行き方
会場の場所は、BTSアソーク駅直結の「Grande Centre Point Terminal 21(グランデセンターポイントターミナル21ホテル)」。
こちらのホテルC階の会議室で行われます。
BTSアソーク駅の改札を出て、会場までは徒歩5分くらいです。
「バンコク瞑想会」の詳細
会場 | グランデセンターポイントターミナル21ホテルC階『スクンビット会議室』 |
住所 | 2 Soi Sukhumvit 19, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok 10110 |
時間 | 午前9:30~11:00 |
参加費 | 100バーツ |
予約 | 必要 |
アクセス | BTSアソーク駅直結 |
Web | 公式サイト Facebook |
当日の様子
それではいよいよ瞑想体験をしに行ってきます!
- 9:00 ▶受付開始
- 9:30 ▶僧侶による法話
- 10:00 ▶瞑想体験
- 11:00 ▶終了
受付開始
ホテルのロビーに着いたら、エレベーターでC階に上がります。
エレベーターを降りたらすぐに「バンコク瞑想会」の看板を発見しました。
にこやかで優しそうなお姉さんが「こちらです」と案内してくれ、そこで受付。
参加者名簿にサインして、参加費100バーツを払います。
受付のお姉さんは日本人だと思い込んでいたら、実は日本語が超絶流暢なタイの方でビックリしました。
彼女は日本に住んでいた経験があり、バンコク瞑想会の運営ボランティアを7年も務められているそうです。
7年もすごい…!
運営してくれるボランティアの方に感謝だね。
会場の会議室にはいる手前のスペースにはお菓子やコーヒー、お茶が用意してあり、自由にいただくことができます。
なんだか至れり尽くせりだね~!
会場である会議室のなかへは、靴を脱いで入ります。
会議室には長テーブルと椅子が並べられています。
少し早めに到着したので、私たちもお菓子とお茶をいただいて瞑想会が始まるのを待ちました。
次々と参加者が着席していき、始まる頃には30名以上はいらっしゃったと思います。
私が見た限りでは全員日本人でした。
受付の女性によると、半数くらいは常連さんなんだそうです。
瞑想会に定期的に参加できるのは良いね♪
タイ人僧侶による説法
9時半になるといよいよ瞑想会がスタートです。
今回お話をしてくださったのは、ソムキャット僧師という方です。
- 1973年生まれ、タイのバンコク出身
- 1997に来日
- 東京大学大学院 社会系研究科修士課程終了
- 現在はタイで日本人向けの瞑想を指導
東大院卒という超エリートのお坊さん。
びっくりするほど日本語がお上手で、ユーモアを交えながらにこやかにお話をしてくださいます。
ソムキャット僧師は小学生のときに瞑想を習い始め、34歳のときに出家をしたんだそうです。
説法をきく
ソムキャット僧師による説法を聴きます。
会によって説法のテーマは違うようで、今回は「免疫力を高める瞑想」についてでした。
瞑想とは心を洗い、心の免疫をつくることだと。
心のレンズが汚れてしまっていたら、それを通してみる世界も汚れて見えてしまうのだそう。
そうか。
だから瞑想で心を綺麗にして、世界がもっとクリアで美しく見えるようにするんだね。
タイ瞑想について
タイ瞑想のもつ個性についても教えてくださいました。
次のものは「バンコク瞑想会」のホームページからの引用ですが、主にはこちらと同じような内容のお話でした。
タイ瞑想は「サバーイ・サバーイ」をモットーに、リラクゼーションと心の安らぎを通して人として成長していく事に主眼を置いたものです。
引用元:バンコク瞑想会「サバーイ・サバーイの瞑想」
ヨガ等と同じく、この瞑想も実践すれば個人の思想や宗教を問わず、誰でも様々な恩恵を享受できるものですが、ヨガとは違ってイスに座ったままでもできますし、慣れてくれば歩きながらでも別の動作をしながらでもできるという点で、より万人向けと言えます。
老若男女、身体のコンディションを問わずに実践できる、つまり「いつでもどこでも、誰にでもできる」のがタイ仏教の瞑想です。
「サバーイ・サバーイ」とはタイ語で「楽に~心地よく~」といった意味があります。
タイ瞑想ってだれでも気楽に始められる瞑想なんだね。
瞑想をすると、いろんなメリットがあるそうです。
- ストレスやネガティブな思考に強くなる
- 集中力や柔軟性、直感力が鍛えられる
- うつ病や不眠症、その他あらゆる病気の予防になる
- 美容・アンチエイジングにも効果的
参考:バンコク瞑想会
動画鑑賞
説法のあと、動画も鑑賞しました。
娘さんのうつ病をきっかけに、1年後に家族の絆が深まり良い方向へ変わった」というエピソードでした。
前半はこのように、説法を聴いたり動画を見たりして「タイ瞑想」についての知識を深めました。
実際に瞑想体験
後半はついに瞑想体験です。
本格的な瞑想は初めてだけど、うまくできるかなぁ…?
明かりが消灯され部屋が暗くなりました。
心が洗われるような美しい自然風景の動画と曲が流れます。
そして、ソムキャット僧師が優しいウィスパーボイスで瞑想の世界に導いてくれます。
みなさん、目を軽く優しく閉じましょう。
らく~にしてください…
らく~にらく~に…
サバーイサバーイ…
イスに座ったままの姿勢で瞑想に入ります。
姿勢にとくに明確なルールはなく、自分がもっとも楽だと思える姿勢をとれば良いそうです。
呼吸を整えます。
息を吸うときは「喜びや幸せなエネルギー」を吸って、
吐くときには「今までの悩みや苦しみ」を吐き出してください…
途中で眠ってしまっても、「しっかりリラックスできている」ということで悪いことではないそうです。
意識をおへそから指2本上にある体の中心に集中させます。
心を穏やかにクリアにしてあらゆる思考から解放できれば、やがて心が完全に集中の領域に入り、「無を感じる」ことができるようになるそうです。
ソムキャット僧師の瞑想動画があるので、ぜひ皆さんも一緒に体験してみましょう。
むむむ…
雑念がはいってなかなか難しいなぁ…
私も。
すごく心地よいんだけど、どうしてもあれこれや考えてしまうから「無の境地」にはまだほど遠い気がする…
雑念があるときは、心を集中させるために瞑想の対象となるべきイメージを決めると良いそうです。
太陽、満月、水晶、桜、りんご、などなんでもOK。
そのイメージに意識を集中すると心がふらつかなくなるとのこと。
「リラックス~」「のんびり~」など自分の好きな言葉を唱えるのも効果的なんだとか。
およそ1時間ほど全員で瞑想をしたら照明がつき、瞑想会は終わりです。
初めての体験でなかなか上手く集中はできなかったけど、すごく気持ちが良かったです。
心がスッキリした気がするよ。
瞑想に興味が湧いたから、これからも続けていきたいなぁ。
まとめ
「バンコク瞑想会」では日本語で本場のタイ瞑想を学び体験することができます。
一度参加して興味が湧いたら、常連になるのもウェルカムとのこと。
タイ人僧侶の優しく包みこむよう話をきいて、じんわりあたたかい気持ちになりました。
タイ仏教のエッセンスに触れるという意味でも、とっても貴重な経験になるね。
瞑想に興味がある方は、ぜひ「バンコク瞑想会」に参加してみてはいかがでしょうか。