こんにちは、バンコク在住のぴっぴです。
今回ご紹介するのは、タイの秘境リゾート「ヤオヤイ島」。
2020年の年末旅行に夫婦でこの島を訪れ、3泊4日滞在してきました。
綺麗なところ~!
ヤオヤイ島って初めて聞いたよ。
タイで有名なビーチリゾートといえば、プーケットやパタヤ、タオ島、クラビ、サムイ島、ラン島などが思い浮かびます。
そんななかでヤオヤイ島は一般の外国人観光客にほとんど知られていない、手付かずの豊かな自然が残るまさに秘島なのです。
夫のタイ人同僚に教えてもらってこの島の存在を知りました。
豊かな自然、壮大なビーチ、ゴムとココナッツのプランテーション、美しい夕日、時間がゆったり流れる楽園…。
いったいどんな島なのか、さっそくみていきましょう♪
- ヤオヤイ島の基本情報
- ヤオヤイ島の行き方
- ヤオヤイ島の魅力
- ヤオヤイ観光の注意点
- おすすめの観光スポット
(ヤオヤイ島の超おすすめ5つ星ホテル滞在記はこちら▼)
ヤオヤイ島とは?
タイ南部のパンガー県のパンガー湾に浮かぶヤオ諸島。
ヤオ諸島はプーケットとクラビのほぼ中間に位置していて、44の島からなります。
この諸島のなかで重要な2つの島が、「ヤオヤイ島」と「ヤオノイ島」です。
ヤオノイは「小さな長い島」、ヤオヤイは「大きな長い島」という意味で、ヤオヤイ島はヤオノイ島の2倍の大きさです。
ですがヤオノイの方が観光地化されていて施設が充実しています。
いっぽうのヤオヤイ島はほぼ開発されておらず、ローカル住民の暮らしの息づかいが至る所で感じられます。
治安はとても良いです。
ヤオヤイ島はとにかくのんびり過ごしたい人にぴったりだね。
島の大部分は山と熱帯雨林
ヤオヤイ島の端から端までの距離は約25km。
島の大部分は山と熱帯雨林です。
マングローブ林が生い茂っていたり、サルなどの野生動物も生息しています。
島民の9割がムスリム
タイでは仏教が主流の宗教ですが、ヤオヤイ島の住民の9割はムスリムです。
島で見かけた女性はみな、ヒジャブを身に付けていました。
なぜそんなにムスリムの割合が高いの?
ヤオ諸島には100年以上前に、トラン県やサトゥーン県から戦争を逃れるためにムスリムの人たちが移住してきたんだって。
島民の多くは漁業で生計を立てている
ヤオヤイの島民の多くは漁業で生計を立て、昔ながらのシンプルな暮らしを送っています。
その他の収入源としては、ゴム・ヤシ・カシューナッツなどがあるようです。
島のあちこちにゴムの木がありました。
ベストシーズンは11月~4月
観光におすすめのシーズンは、乾季の11月から4月です。
しかしオフシーズンの雨期には観光客が少なくビーチを独り占めできたり、ホテルの宿泊費も安くなるといったメリットがあります。
ヤオヤイ島のアクセス
ヤオ諸島へは、意外に簡単にバンコクからアクセスできます。
パンガー県やクラビ県からも行けますが、プーケットの船着き場が空港から最も近いので便利です。
- バンコク➡プーケット(飛行機でおよそ1時間半)
- プーケット国際空港➡プーケットの船着き場(車で30分弱)
- プーケットの船着き場➡ヤオヤイ島(船で約30分)
プーケット国際空港に着いたら、車で船着き場まで向かいます。
私たちはホテルが手配してくれたバンに乗りましたが、タクシーもあります。
船着き場からは、スピードボートでヤオヤイ島・ヤオノイ島へ。
ヤオヤイ島に無事到着です。
ヤオヤイ島の魅力
手つかずの美しい自然と圧倒的楽園感
ヤオヤイ島の最大の魅力はなんといっても、手付かずの自然と穏やかな雰囲気です。
美しい海、マングローブ林、野生動物たち…。
観光地として発展したプーケットの近くにありながらほぼ開発されておらず、昔ながらの地元民の暮らしを垣間見ることができます。
島民が優しくて癒される
ヤオヤイ島の住民は、通りすがるとみんなニコっと微笑みかけてくれて癒されました。
「陽気で明るい」というよりは「おとなしくて礼儀正しい」といった印象が強かったです。
島によって住民の雰囲気が違うのは興味深いね。
ヤオヤイ観光の注意点
島内に飲酒可能な店がほとんどない
島民のほとんどはムスリムのため、地元の飲食店では飲酒可能な店はほとんどありません。
コンビニもアルコールは置いてなくて、外国人向けの飲食店もほとんどありません。
セブンイレブンに寄ったけど、アルコール販売はなし。
島の住民にアルコールを販売している店がないかと尋ねたところ、「この店ならあるよ」と教えてくれました。
「Chon Ngern Mini Mart」という名前の店です。
こちらでやっとお酒をゲットできました。
そのくらいお酒は手に入りにくいってことだね。
基本的には滞在先のホテルにあるレストランやバーでお酒を楽しむことになります。
豚肉料理もない
ムスリムの島なので、豚肉料理を扱うレストランもほぼありません。
とあるレストランで「ガパオライス」を頼むと、牛肉のガパオライスが出てきて少しびっくりしました。
ガパオライスはふつう豚ひき肉が入っているもんね。
観光スポットが少ない
ヤオヤイ島には観光スポットそのものが少ないです。
商業施設や繁華街はもちろんないですし、バナナボートやパラセーリングなどのアクティビティもパンガー県の条例で禁止されているそうです。
日が暮れると一気に暗くなるし遊べる施設もないので、夜はホテルに戻ってのんびりと食事などを楽しむのがおすすめです。
おすすめの過ごし方や観光スポット
ホテルステイを満喫
のんびりホテルステイで「何もしない贅沢」を堪能するのは本当におすすめです。
QOL爆上がり~♪
日が昇ったら朝風呂に入って。
昼間はプールで泳いだり読書したり。
うつらうつらしているあいだに日が暮れて。
美しい夕日を眺めて。
くぅう~!最高だね~!
スパでマッサージを受けるのも良し。
控えめに言って「最の高」でした!
私たちが宿泊したホテルは“Santhiya Koh Yao Yai”です。
とても素敵なホテルだったので、また別記事で詳しくレビューします。
ビーチで遊ぶ
ヤオヤイ島には美しいビーチが点在しています。
ホテルのプライベートビーチや、バイクで移動して他のビーチで遊ぶこともできます。
こちらはホテルのプライベートビーチ。
こちらは西側のLoh Had Beachというビーチです。
ものすごく透明度が高いというほどではないですが、十分に綺麗な海です。
近隣の島めぐりツアーに参加する
ヤオヤイ島からはクラビ、ピピ島、ジェームズボンド島、カイ島など近隣の島めぐりツアーがたくさんあり、それに参加するのもおすすめです。
私たちはピピ島日帰りツアーに参加しました!
最初は滞在ホテルのツアーに申し込んだのですが定員に満たず、個人手配になりました。
ロングテールボートをチャーター。
見てください、この透明度…
上から水中を覗くと、たくさんの魚!
エメラルドグリーンの美しい海でシュノーケリングを楽しみました。
信じられないほど美味しかったボート上でのランチ。
ヤオ島周辺には無数の無人島があるようで、船を借りて無人島探検も楽しそうです。
そのほか、雄大なマングローブ林をボートでめぐるツアーもあるようです。
釣りツアーに参加する
釣りツアーもあります。
漁業で生計を立てている島民が多いヤオヤイ島にはたくさんの漁村があります。
私たちは、ガイドもできる現役の漁師さんにボートで沖に連れていってもらい、釣りを楽しみました。
訪れたのが12月ということで、乾季らしいスッキリとした青空が広がっています。
人生初フィッシングだったけど、漁師さんのサポートのおかげで4匹釣り上げることができたよ~!
ぴっぴ、やるじゃん!
でもプロの技術は段違い。
横で彼らが大量の魚を釣り上げる様子を見て、始終感心していました。
ボートの上でラジオ収録もしたので、よかったら「海の音」を聴いてみてください♪
レンタルバイクで散策する
私たちはしてないのですが、バイクをレンタルして島民の暮らしを垣間見るのも楽しそうです。
ヤオヤイ島でタクシー・ソンテウ・トゥクトゥクなどを捕まえるのは難しいため、移動は基本的にレンタルバイクと考えておいたほうが良いでしょう。
バイクを借りられる場所は島のあちこちにあるようです。
私たちがレンタルバイクの金額を確認したとある場所では、1日300バーツとのことでした。
私たちはツアーで漁村まで移動するときに、車から島の様子を眺めました。
島内のあちこちにガソリンスタンドもあります。
こちらはムスリムの礼拝堂らしきもの。
のんびりとした雰囲気の島を散策しながら、ローカルの人々と触れ合うのもとても楽しそう。
シーフード料理を楽しむ
漁業が盛んなこの島では、やっぱりシーフード料理も欠かせないですね!
島のあちこちにローカル食堂や屋台があり、美味しいシーフードを堪能することができます。
おすすめのお店はヤオヤイ島NO.1と噂の、タイシーフード料理店『Ban Rim Nam Restaurant』。
島の最北端に位置していてアクセスはあまり良くないですが、行く価値は十分にある素敵なレストランです。
アルコール類・豚肉を使った料理などはありません。
浅瀬を見渡すことができるオープンエアで、景色も雰囲気も抜群。
新鮮な魚介類を選んで調理してもらうこともできます。
こちらの巨大なシャコのBBQを食べることに。
シャコのガーリック炒めです。
めっちゃ美味しい~!
でかー!!
他にも「エビやイカのオイスターソース炒め」「シーフードのラープ」「カオパッド」など、全部美味しかったです!
美味しそう…♪
目一杯食べて2人で1,000バーツ(3,500円)くらいだったので、コスパも良いです。
お店の人もフレンドリーな対応で大満足でした♪
大自然を満喫するアクティビティや「何もしない贅沢」を楽しむといった、とにかくのんびりリラックスして過ごすのがヤオヤイ島の醍醐味ですね。
非日常感が満載で、まさに極上の楽園でした!
ヤオヤイ島、行ってみたくなってきた~!
まとめ
手付かずの美しい自然が残るヤオヤイ島は、知る人ぞ知る秘境の楽園です。
日常を忘れる夢のような時間を過ごすことができました。
ぜひ大自然や島民の笑顔に心も体も癒されに、ヤオヤイ島へ足を運んでみてはいかがでしょうか。