こんにちは。
バンコク在住のぴっぴです。
今回は、バンコクで有名なスパイス専門店「Nguan Soon」をご紹介します。
私が抱いていた夢のひとつ、それが…「本格的なマサラチャイを作る」こと。
数年前にインドで飲んだ、スパイスの効いた甘くて美味しい、心がホットする魅惑のチャイを再現したかったのです。
この夢を実現すべく、バンコクのスパイス専門店「Nguan Soon」でスパイスを調達してきました。
本記事では次のようなことをお伝えします。
- お店で販売されている商品
- 価格帯
- 実際に自宅で作ったオリジナルチャイの感想
スーパーでもスパイスは買えますが、専門店だと品揃えが豊富で値段も手頃です。
見るだけでも楽しいお店です。
さっそく紹介していきます!
ヤワラートのスパイス専門店【Nguan Soon】
場所・行き方
「Nguan Soon」は、ヤワラートと呼ばれる中華街の中にあります。
お店が位置する「イサラヌパープ通り」は、MRTワットマンコン駅から歩いて1分ほどの距離。
細い通りにはたくさんの中華系の商店が軒を連ね、あらゆる食材が量り売りで売られています。
スパイス専門店「Nguan Soon」は、こちらの親指を立てたマークが目印です。
創業は1954年。
歴史がありますね~。
実は「Nguan Soon」は、タイで有名なスパイスブランドなんです。
“Hand Brand No.1”という名で知られ、20ヵ国以上の海外へも商品を輸出しているそうです。
店内の様子・商品の品揃え
それでは店内の様子を見てみましょう。
おぉ~。
多種多様なスパイスが陳列されています。
ローズマリー、オレガノ、コリアンダーなどのハーブ系も。
「5種類のスパイス詰め合わせ」はたったの30バーツでお得。
こちらも5種類詰め合わせ、50バーツ。
チリペッパーやカルダモンパウダー。
タラゴン、パセリ、オレンジピールパウダー、フェンネルパウダー。
シナモンスティック(40バーツ)。
左からクミン、クローブ、ブラウンカルダモン。
マサラパウダー(50バーツ)。
いろんなカレーパウダーやトムヤムパウダー(25バーツ)。
ミニスパイスのマグネットやストラップを発見。
中には本物のスパイスが入っていて、すごく可愛いです。
このミニミニ感、伝わりますか?
ばらまき土産にもぴったりですね♪
山椒や七味唐辛子、胡椒やヒマラヤンソルトなども売っています。
Nguan Soonの「親指マーク」がプリントされた、可愛い木製ミルもありましたよ。
このミル欲しい~!
私の購入品
マサラチャイを作るために私が調達したものを紹介します。
シナモン
まず、シナモンスティック(25バーツ)。
私知らなかったんですが、シナモンには大きく分けて「セイロンシナモン」と「カシア」の2種類があるそうです。
一般的に流通されているのは「カシア」。
私がこの日買ったのも「カシア」です。
- セイロンシナモンとカシアが有名
- 高い抗酸化作用がある
- 血液循環が良くなることによる美肌効果
- 冷え性・むくみの防止
- ほのかに甘くエキゾチックな香り
- かつては3大スパイスのひとつで金より値打ちがあった
カルダモン
それから、緑のカルダモン(50グラム200バーツ)。
カルダモンは「香りの王様」と呼ばれるほどすがすがしい香りを持つショウガ科のスパイスです。
- グリーンカルダモンとブラックカルダモンが有名
- スパイシーで清涼感のある爽やかな香り
- 消化を助けてくれる
- 口臭予防効果がある
- 油分をのぞく効果があり食後のデザートにも使われる
- さやから種を出して使う
カルダモンのパウダーもありましたよ。
クローブ
それから、クローブ(100グラム60バーツ)。
クローブは甘い香りが特徴的で、ローマ時代から石鹸や香水作りにも使われていたそうです。
- 甘く濃厚な強い香りがある
- 肉の臭い消しに効果的
- 腸内環境を整えてくれる
- 抗酸化作用がある
- ルームフレグランスにも使われる
パプリカパウダー
マサラチャイには関係ないですが、気になっていたパプリカパウダーも購入(100グラム35バーツ)。
パプリカを乾燥させてパウダー状にしたパプリカパウダー。
一応「香辛料」に分類されますが、辛み成分はありません。
- パプリカを乾燥させパウダー状にしたもの
- トウガラシのような辛みはほとんどない
- 甘酸っぱいような、ほろ苦いような味
- 肉・魚料理・スープ・サラダなどあらゆる料理に使える
- 彩りとして用いられることが多い
- 生のパプリカを同じような栄養素がある
(ビタミンCはない)
これら4種類のスパイスを自宅に持ち帰ってきました。
それではいよいよ「マサラチャイ」を作っていきます!
本格マサラチャイを作ろう
マサラチャイとは?
マサラチャイとはインド式の、
- お茶を甘く煮出したミルクティーにスパイスを加えたもの
- お茶とスパイスを一緒に煮出してミルクティーにしたもの
のことをいいます。
「チャイ」と「マサラチャイ」の違いはスパイスが入っているかどうかです。
- 紅茶
- スパイス
- 牛乳
- 砂糖
紅茶
マサラチャイには、加熱に強くスパイスとの相性が良い紅茶を選ぶと良いのだそう。
アッサムやセイロンが適しています。
アールグレイはダージリンは色や香りを楽しむものなので、チャイには向きません。
私はこちらのセイロンティーを買いました。
スパイス
スパイスは原形(=ホール)を使うことがポイントです。
- シナモンスティック
- 緑のカルダモン
- クローブ
- 生姜
ホールのスパイスで作るマサラチャイは、まろやかでクセがない深い味わいになります。
スパイスの組み合わせ・分量に正解はなく、インドでも各家庭により異なるようです。
自分の好みのスパイスブレンドを編み出してみるのも楽しそうですね。
レシピ
ネットで「マサラチャイの作り方」を調べると、材料の種類・分量・調理の仕方などそれぞれ多種多様でした。
そこで今回は、私の独断と偏見で選んだメジャーそうなレシピで作っていきます。
ただの素人クックキングですのでご了承ください(笑)
スパイスは軽くつぶしておく
スパイスを使う直前に砕いたり割ったりすることで、香りが格段に深くなるそうです。
というわけで、シナモンスティックを砕き、カルダモンはさやを切って出した種子をすりつぶしました。
カルダモンには黒い種がいっぱい入っているんだね!
カルダモンの皮は使うのでとっておきます。
クローブはそのまま使い、生姜は薄くスライスにしておきました。
鍋にスパイスと水を合わせて火にかける
水を入れた鍋にスパイスを入れて、火にかけます。
沸騰するまで強火にし、沸いたら中火~弱火で2~3分間煮出します。
湯が少しずつ茶色くなっていきます。
強火で煮出すと苦みが出てしまい、長時間の加熱も色が悪くなります。
火を止め、茶葉を加える
火を止めて茶葉を加え、2分ほどおきます。
私はティーパックを2つ、ポンと加えました。
牛乳、砂糖を加えて火にかける
牛乳を加えます。
砂糖を加えます。
そして、中火で沸騰直前まで熱していきます。
吹きこぼれることがあるので要注意です。
茶こしでこす
茶こしでこしながら、カップに注ぎます。
完成!
ついに、できました~!!!
おやつのビスケットを添えて♡笑
うわぁ、美味しそうー!!
ホールスパイスから作ったオリジナルチャイは、とても濃厚で深い味わいでした。
そこらへんのチェーン店で飲むチャイとはまったく違っていて、正直感動しました。
インドの美味しいチャイを、無事再現できて嬉しい~!(自画自賛)
参考にしたレシピ
今回チャイを作るにあたりいろんなレシピを見たのですが、とくに参考にさせてもらったサイトを載せておきますね。
まとめ
バンコクのスパイス専門店「Nguan Soon」は、普段の料理に使えるスパイスから珍しいものまで、豊富な品揃えです。
価格もリーズナブルですし、お土産を買う場所としてもおすすめです。
専門店でスパイスを一から選ぶのはとても楽しくワクワクしました。
スパイス料理は深い味わいになるだけでなく、健康や美容にも効果的で良いことづくし。
今後も日々の食卓にスパイスを取り入れていきたいと思っています。
スパイスって奥が深くて面白いね♪
ヤワラートに来たついでに、こちらのお店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
【Nguan Soon】店舗情報
住所 | 208 Itsara nuphap, Samphanthawong, Bangkok 10100 |
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電話番号 | (02)2263241 |
営業時間 | 7:00〜17:30 |
定休日 | 第2、第4土曜日 |
公式サイト | Nguan Soon HP |
アクセス | BTSワットマンコン駅から徒歩1分 |