日常生活

【タイ駐妻の資産運用】投資初心者がSBIタイオンライン証券で口座を開設してみた|2021年度版

【タイ駐妻の資産運用】投資初心者がSBIタイオンライン証券で口座を開設してみた|2021年度版
タイ駐妻

タイ駐妻でも資産運用ってできるのかな?
日本の住民票を抜いてしまってるから、やっぱり無理ゲー?

ぴっぴ

こんにちは、タイ駐妻ブロガーのぴっぴです。
駐妻でもワークパーミットなしで、タイの証券会社で個人口座を開設・運用することは可能です。

投資超初心者の私が先日SBIタイオンライン証券で口座開設してきたので、その手順を紹介しますね♪




この記事ではタイ駐妻向けに「SBIタイオンライン証券の口座開設方法」をお伝えします。

申し訳ないのですが素人の私が専門的なことは書けないので(無責任かつリスキー)、詳しいことは専門家に聞くなど各自でリサーチしていただきますようお願いします。


本記事はタイ株式の売買を推奨または勧誘するものではありません。

また株式には価格の変動等により損失が生じる恐れがありますので、各自の自己責任でお願いします。

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日本の非居住者は日本の証券会社のサービスを受けられない

タイ在住

老後が不安だ…これからの時代はお金に働いてもらわないと。

よし、投資を始めよう!




そんな海外在住者の前に立ちはだかる大きな壁。

それが海外在住者(日本国の非居住者)は日本国内の金融サービスが利用できないということです。

非居住者の定義

・外国にある事務所(本邦法人の海外支店等及び現地法人並びに国際機関を含む)に勤務する目的で出国し外国に滞在する者。
・2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者。
・本邦出国後外国に2年以上滞在するに至った者。
・1年以上にわたり日本以外に居住する者。
・期間の定めのない海外転勤、海外留学。
・上記に掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6ヶ月未満の者。(但し、上記に関わらず、本邦の在外 公館に勤務する目的で出国し、外国に滞在する方は、「居住者」として扱われます)



引用元:SBI証券「海外転勤等の理由により出国(非居住)される方への対応について」





これはつまり、次のようなデメリットにつながります。

  1. 日本国内で証券取引ができない
  2. 個人型確定拠出年金や積立NISAに投資できない
  3. 日本の生命保険に加入できない。

参考:YINDEED



日本国外で金融商品取引業務を行う許可(免許)などを海外の監督官庁等から得ておらず、居住国の法令諸規則に則った対応を行うことはできません。

引用元:SBI証券「海外転勤等の理由により出国(非居住)される方への対応について」


ぴっぴ

インデックス投資や日本の非課税制度が利用できないのは辛い…
タイにいるうちは資産運用を諦めるしかないのかな…



タイ駐妻でも資産運用できるのか?

なにもできていないこの時間がもったいない。

なにかいい方法はないのか…

色々調べていくなかで辿り着いたのが、駐妻でもワークパーミットなしでタイの証券口座を開設できるということでした。

それならば…「よし、タイ株を運用しよう!」と思いついたんです。



ポン

タイ株!?

ぴっぴ

私はマネーリテラシーがとても低くて、最近になってやっと両学長の動画などで「お金の勉強」を始めたんです。

勉強するなかで実感したのは「とにかくやってみることの大切さ」!







利益をだせなくてもいい。

とにかく投資の世界に一歩踏み出したい!!

どっちみち数年で帰国してしまうし、コロナ渦におけるタイ経済の見通しもあまり良くないけれど…



ぴっぴ

私がタイで投資を始める目的は「資産を増やすこと」ではなく「投資にチャレンジしてみること」です。

海外にいるせいで投資の勉強の機会を逃すというのがどうしても嫌だったんです。

ポン

たしかに、何事もまずはやってみることが大切だよね。


タイで株取引をするメリット

ポン

タイで投資って、日本で投資をするのとなにか違うの?

ぴっぴ

うん、いくつかメリットがあるみたい。


出典:ArayZ



タイで株取引をするメリットとして次のようなことが言われています。

  1. キャピタルゲイン非課税
  2. 高配当の銘柄が多い
  3. 少額から取引ができる
  4. 効率的なデイトレードが可能





本来なら自分の言葉で分かりやすくまとめたいところなのですが…

素人の私が自信をもってお伝えするほどの知識がないので、専門家の方のお話をお借りします。

タイ在住者向けに資産運用のサポートをされているグローバルサポートタイランドの久米さんという方が「タイ株は初心者におすすめ」という話をされているので参考にしてみてください。



投資においては「困っている人を助けていく」というスタンスの方がおすすめという話や、本来の資産運用の根本は「共感」という話が印象的でした。



ぴっぴ

この動画のなかで「タイ株は少額から投資ができる」という話もされてます。

タイ株式には100バーツ以下で買える銘柄もあって、日本に比べるとずっと少額から売買できることもタイ市場の特徴だそうです。

ポン

少額で始められると投資へのハードルが下がりそうだね。

ぴっぴのような「とにかく投資の経験を積みたい」という人にとって始めやすそう!





バンコク在住歴16年のハシナリーさんがこちらの動画でお話されている「キャピタルゲイン非課税」「高配当の銘柄が多い」というのも、タイ株運用の大きなメリットとして挙げられます。


ぴっぴ

日本に非居住(住民票抜いてる)の場合、タイではキャピタルゲインが非課税になるんですね!

ポン

…キャピタルゲインってなに?





株の売買によって得られる利益は「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」の2種類があります。

キャピタルゲインは売却益のこと、インカムゲインは配当益のこと。

『キャピタルゲイン』

キャピタルゲインとは、株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のことです。

例えば、株価30万円で購入した株式が、35万円になったときに売却した場合、差額5万円(手数料・税金を除く)がキャピタルゲインになります。

引用元:SMBC日興証券「キャピタルゲイン」


『インカムゲイン』

インカムゲインとは、株式や債券などの資産を保有中に得られる収益のことです。

例えば、株式では配当金、債券では利子、不動産では賃貸することにより得られる家賃収入がインカムゲインに当たり、それら資産を保有し続けることで、継続的な収入を期待することができます。

引用元:SMBC日興証券「インカムゲイン」



出典:ウェルスハック





インカムゲインについては、日本の約20%に対してタイは10%課税です。





(参考:【初心者向け】タイ株にかかる税金について解説【失敗しない】

SBIタイオンライン証券とは?

いろいろ調べた結果、日本人でも安心して投資できそうなSBIタイオンライン証券で口座開設することに決めました。

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日本のSBI証券の100%子会社

ポン

SBI証券って日本のネット銀行だよね?

ぴっぴ

そう。
1944年に日本で設立されて、現在はタイをふくむアジアを中心に約20の国と地域に事業を展開しているんだ。


出典:SBIタイオンライン証券「SBI Group」





SBIタイオンライン証券はSBI証券の100%子会社で、タイで2014年に設立されました。

在タイ邦人向けのサービスを行っており、現地では『SBI Thai Online』、略して『SBITO』とも呼ばれています。


(参考:SBIタイオンライン証券「会社概要」


丁寧な日本語サポートがある

SIBタイオンライン証券には日本語サポートがあるので、日本人でも安心して利用できます。

ウェブサイトには日本語版あり

分からないことがあれば電話やメールで気軽に問合せをすることもできます。


ぴっぴ

私も書類記入について分からないことがあって電話で問い合わせたところ、日本語が流暢なタイ人スタッフさんが丁寧に教えてくれました。


手数料が安い

出典:ArayZ



キャッシュバランスの取引手数料は2021年6月時点で0.075%で、業界屈指の安さとのことです。

出典:SBI Thai Online「取引手数料」


SBIタイオンライン証券の口座開設で必要なもの

SBIタイオンライン証券の口座開設に必要な条件と必要なモノ公式ホームページに記載してあります。


口座開設の条件
  • タイに住んでいる
  • 20歳以上
  • タイの銀行口座を持っている
    ▶バンコック銀行、サイアム商業銀行、カシコン銀行、アユタヤ銀行のいずれか。アユタヤ銀行は居住者口座のみ可で、非居住者口座は不可。
  • タイの携帯電話番号もしくは タイの緊急連絡先がある

参考:SBIタイオンライン証券「口座開設」


口座開設に必要なもの
  • パスポート
  • 銀行通帳


ぴっぴ

駐妻さんであれば、ほとんどの方がこの条件を満たせると思います。

タイの銀行口座をお持ちでない方は、まずそこから手続きを進めてくださいね♪







(アユタヤ銀行の口座開設についてはこちらから▼▼)

口座開設の流れ

ぴっぴ

実際に私がSBIタイオンライン証券で口座を開設してみたので、申請から入金までの流れについてざっくりシェアします♪


口座開設~入金の流れ
  1. 口座開設書類を取りよせる
  2. 口座開設書類の記入と返送
  3. 対面オンラインで本人確認・審査
  4. 口座番号・パスワードを取得
  5. ペイメントゲートウェイで入金


口座開設書類を取りよせる

まず口座開設書類を取りよせます。

SBIタイオンライン証券の公式ホームページにある「口座開設書類ご請求フォーム」に必要事項を記入して送信。


記入事項
  • 名前
  • 書類送付先の住所
  • メールアドレス
  • 銀行口座
    (バンコック銀行、サイアム商業銀行、カシコン銀行、アユタヤ銀行のいずれか)


送信を完了すると、自動送信で『【SBIタイオンライン証券】口座開設書類申込完了のお知らせ』というメールが届きました。


その2日後、またもや『【SBIタイオンライン証券】口座開設書類申込完了のお知らせ』という件名のメールが届き、「申請から2営業日以内に書類を送ります」とのことでした。

口座開設書類の記入・返送

メールがあった翌日、自宅に口座開設書類が届きました。


なかに入っていたもの
  1. 返信用封筒
  2. ご案内(日本語)
  3. 口座開設申込書(英語)
  4. 3枚綴りになった用紙(タイ語)
    ▶アユタヤ銀行ユーザーのみ






まずは返信用封筒です。





ほかに3種類の書類




順番に見ていきましょう。

まず1つ目は「お客様各位」と書かれたご案内の紙で、送付書類や準備すべき書類についての説明があります。

ご案内にはアユタヤ銀行の口座を利用する人(つまり私)向けに以下の記載がありました。

書類でのペイメントゲートウェイ設定になります。

支店により異なりますが、1か月ほどお時間を要します。



アユタヤ銀行はほかの銀行に比べて時間を要するみたいです。





2つ目は『口座開設申込書』で適性検査用紙もふくまれています。

ぴっぴ

この書類は英語で書かれていますが、日本語の「ご記入ガイド」があるので安心してくださいね。





そしてラストは3枚綴りになったタイ語の書類

記入で不明な点があったので電話で聞いてみると、どうやらこの用紙はアユタヤ銀行ユーザーにのみ送られるよう。



オレンジ枠にのみサインして、あとは記入不要です。

書類の記入が済んだら、書類と一緒にパスポートのコピーと銀行通帳のコピーも同封して、返信用封筒で郵送します。

返信するもの
  1. 必要事項を記入済みの口座開設書類
  2. パスポートのコピー2枚
  3. 銀行通帳のコピー2枚



対面オンラインの予約

書類を郵送した4日後、『口座開設申込受付完了メール』が届きました。


外国人の口座開設にあたっては、タイ証券取引委員会より対面オンライン(Video Conference)での本人確認が義務付けられているとのこと。

さっそく対面オンラインの予約をすると、メールでZoomミーティングのリンクが送られてきました。

対面オンラインは事前予約制。

予約可能な日時は土日祝を除く平日の9時~11時30分、もしくは14時から16時まで


対面オンラインでの本人確認・審査

対面オンラインの当日はパスポート原本を用意します。

ぴっぴ

審査があるということで、駐妻だから落とされるんじゃないか…とかすごくドキドキしました。





対面オンラインでは、日本語が流暢なタイ人の女性スタッフさんが担当してくれました。


聞かれた質問
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 現在仕事をしているか
  • 反社会的勢力に属してないか




本人確認では画面越しにパスポートの原本を見せました。

「今お仕事はされてないんですよね?」と聞かれ、ドキドキしながら「はい」というと「OKです」とのこと。

対面オンラインは5分ほどであっさり終了し「1週間ほどで口座開設の手続きが完了します」と言われました。


ポン

5分で終了とは、はやいね!


口座番号・パスワードを取得 

対面オンラインから17日後、口座開設完了通知としてUser name(6桁の口座番号)と仮パスワードが別々のメールで2通送られてきました。

SBIタイオンライン証券のウェブサイトにログインし、銀行口座から証券口座に入金するためのペイメントゲートウェイをクリックすると、まだアクティブ化されていないとのこと。



電話で聞いてみると「大体1週間ほどで設定が完了しますが、臨時的な入金方法があるのでご案内しましょうか?」とのこと。

本来なら設定完了メールを待つのですが、せっかくなのでその臨時的な入金方法「Bill Payment」を案内してもらうことにしました。



ぴっぴ

ペイメントゲートウェイで銀行口座と証券口座をリンクさせると簡単に即時入金できます。

出典:ArayZ


SBIタイオンライン証券で日本人が開設できるのは「キャッシュバランス口座」のみ。

入金した額の範囲内で売買を行うもっともスタンダードな口座で、取引の前に必要なお金を入金する必要があります。

参考:ArayZ


ペイメントゲートウェイで入金

臨時的な入金方法「Bill Payment」の使い方はマニュアルがあり、簡単スムーズに入金することができました。



ぴっぴ

これで取引をするための準備が無事整いました!

ポン

やったね、ぴっぴ!!




タイでもっとも一般的な取引ツール「Streaming」というアプリをダウンロードすると、パソコンだけでなくスマホやタブレットでも取引できるようになります。



Streaming ユーザーガイドこちら


ぴっぴ

私の場合ですが、書類取りよせから入金までおよそ1か月かかりました。

アユタヤ銀行ユーザーでなければ、もしかするともう少し早いスピード感で処理が進むのかもしれません。

まとめ

タイ駐妻でもタイの証券会社で個人口座を開設できることが分かりました。

私も今後、無理ない範囲で小額投資に挑戦しつつ、少しずつ経験を積み学んでいきたいです。

せっかくタイに住んでいるのだから、投資を始めることでタイ企業やタイ経済にもっと興味をもって生活できれば素敵だなとも思っています。



ぴっぴ

資産運用について悩まれている駐妻さんにとって、なにか参考になるものがあれば幸いです。

ポン

お金の勉強大事だよね!
ボクも勉強始めようっと♪




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