こんにちは、世界一周経験者のぴっぴです。
今回ご紹介するのは中欧スロベニアのブレッド湖。
アルプスの山々に囲まれた美しい湖で、「アルプスの瞳」とも称される有名観光地です。
私はこれまでに世界41ヵ国100都市以上を訪れましたが、その中でもとくに胸打たれた絶景のひとつなんです。
「ブレッド湖」って素敵な響き…
本来ヨーロッパ旅行のベストシーズンは気候が良い夏場とされることが多いですが、私がブレッド湖を訪れたのはオフシーズンの真冬でした。
現地に着くと湖が全面凍結していて驚きましたが、冬ならではのブレッド湖もとても素敵でした。
あまり語られない冬場のブレッド湖の魅力や楽しみ方もシェアさせてもらいます！
スロベニアのブレッド湖とは？
中欧スロベニアの基本情報
スロベニアは、イタリア・オーストリア・クロアチア・ハンガリーと国境を接した中央ヨーロッパの国です。
四国と同じくらいの小さな国ですが、アルプス山脈や美しいアドリア海など風光明媚な自然が美しく、外国人観光客にも大人気です。
スロベニアは旧ユーゴスラビアのなかでいち早く独立を果たしました。
首都リュブリャナはこぢんまりとしていて、アルプス山脈が美しい落ち着いた雰囲気の街。
治安が良くて人が優しくて…
私はスロベニアに入った瞬間からこの国の自然豊かな景観と穏やかな雰囲気に惚れてしまいました。
スロベニア最大の観光名所「ブレッド湖」
そんなスロベニア最大の観光名所がブレッド湖。
ブレッド湖はアルプスの山々に囲まれた美しい湖です。
まるで絵画から切り取ったような景観から『アルプスの瞳』とも称されています。
エメラルドグリーンの澄んだ湖の真ん中にポツンと浮かぶブレッド島に建つのは「聖マリア教会」。
青空と教会が湖に鏡張りになった写真は有名で、私もその絶景を拝む日がくることをずっと夢みていました。
首都リュブリャナからのアクセス
ブレッドは首都リュブリャナからバスで1時間半ほどの場所にあります。
電車でもアクセス可能です。
リュブリャナから日帰り旅行も可能ですが、私はブレッドでゆっくりしたかったので一泊することにしました。
真冬のブレッド湖が全面凍結！その楽しみ方
到着するやいなや、憧れのブレッド湖を見るため足早に向かいます。
ところが。
え…湖がない！！！
そう。
目の前に広がっていたのは、なんと全面凍結したブレッド湖でした。
凍った湖の上を人がスタスタと歩いています。
なんとー！
凍ったブレッド湖も絶景
正直想定外ではありましたが、凍ったブレッド湖も圧巻の美しさでした。
おそるおそる私も氷の上に立って顔を上げると…
すっごく綺麗…！！
オフシーズンの2月で観光客もまばらなので、のびのびと散策できます。
日本から持参していた「天空の城ラピュタ」の紙を融合させたりもしました(笑)。
湖上を歩いてブレッド島へ
通常であれば、ブレッド湖にぽつんと浮かぶブレッド島へは手漕ぎボートに乗って渡ります。
しかし私が訪れたときは湖が凍結していたので、島まで徒歩で渡ることができたのです。
「湖のうえを歩いて島に渡る」という人生初の経験に、興奮がとまりません！
楽しい～！！
しばらくスタスタ歩いていくと無事にブレッド島に上陸しました。
スケートやそり滑りをする
湖上でアイススケートやそり滑りを楽しむ人々もたくさんいます。
小さなお子さんものびのびと遊んでいて、とても楽しそう！
湖上でイチャつくカップルの観察
氷の湖のうえでイチャイチャするカップルも多くて、これがまた絵になるんです。
ぼっちの私は「ひぃー！羨ましかー！」と指をくわえてみていました。
みてください、このロマンチックな光景を！
背後にそびえたつアルプス山脈とブレッド城。
あまりの美しさにうっとりして、思わず盗撮をしてしまいました (笑)。
「季節関係なくおすすめ」ブレッド湖での過ごし方
年中楽しめるおすすめの過ごし方を紹介します。
遊歩道を散歩
ブレッド湖をぐるりと囲う遊歩道をお散歩するのはとても気持ちが良くておすすめです。
全長約6キロあり、歩いてまわると2時間半ほどかかります。
美しい自然を見ながら歩くと心身リラックスできます。
ブレッド湖に生息する白鳥はかなり人懐こくてかわいい。
ほのぼのムードで癒されます。
ブレッド島の聖マリア教会
ブレッド島の聖マリア教会に足を運んでみましょう。
聖マリア教会は9世紀頃に建てられたとされ、17世紀に現在のバロック様式の教会に改築されました。
この教会で結婚式をあげるのはスロベニア人カップルにとっての憧れなんだそう。
新郎が新婦をお姫様だっこして階段をのぼると幸せになれるんだとか…♡
教会の鐘の音を聞いたら願いが叶うそうだよ。
私は10回くらい鐘の音を聞けたから、お願いごといっぱい叶っちゃうかも～！
ぴっぴ、欲張り…
ブレッド城
スロベニア最古のお城ブレッド城にもぜひ行ってみてほしい。
100mの高さの切り立った断崖の上にそびえたつ城で、その頂上はブレッド湖やアルプスの山々を一望できる絶景スポットになっているんです。
私がブレッド城にのぼったときは、頂上につくまでおよそ20分かかりました。
私は動き出すのが遅く夕方にブレッド城に登りはじめたので、頂上についたときは真っ暗でお城にも入れませんでした。
ぜひ皆さんは明るいうちに登ってみてくださいね。
湖畔でランチ
パンや果物を持参して湖畔のベンチで絶景をみながらピクニックするのも最高です。
遊歩道のあちこちに休憩できる場所があったので、お気に入りの場所を見つけてみてください♪
明け方のブレッド湖を独り占め
もしブレッド湖に一泊されるなら、ぜひ早起きして明け方のブレッド湖に繰り出してみてください。
この時間帯のブレッド湖も本当に美しいのです。
私は朝5時に起きて、薄暗いなかブレッド湖まで歩いていきました。
ライトアップされたブレッド城は、昼間とはまた違った雰囲気で美しい。
だーれもいない。
この広大なブレッド湖を独り占めです。
なんて贅沢なんだろう…
空が少しずつピンクに色づいて明るくなってきました。
ブレッドに朝がきた！！！
すっごく綺麗だね…！
その美しさに感動しテンションが最高潮に達した私はひとり、歌を口ずさみながら凍った湖の上をスキップしました。
調子に乗っていたら氷に滑っておしりからドーンと派手にこけてしまいました。
みなさんもはしゃぎすぎにはご注意ください (笑)。
ブレッド名物のクリームケーキを堪能
ブレッド名物のクリームケーキが絶品なのでぜひ食べてみてほしい！
サクサクのパイ生地にふわふわスポンジとカスタードクリームが挟まれていて、めちゃくちゃ美味しいのです。
絶景を目の前にしながら美味しいケーキをほおばって、もう幸せで胸がいっぱいでした。
冬のブレッド湖を楽しむ上での注意点
氷の割れ目に落ちないように気を付けて
私が訪れた真冬のブレッド湖は凍っていたわけですが…
部分的に氷が割れていたり穴があいていたり、薄くなっていたり、溶けて滑りやすくなっているところもありました。
それは危険だね！
現地で「氷の割れ目に足がはまってしまった」という方にもお会いしました。
危ない場所もあるので足元にはくれぐれもご注意ください。
天候に左右される
ブレッド湖のように自然美を楽しむ場所は、天候に大きく左右されます。
とくにヨーロッパの冬は曇天も多く、霧で視界がぼやけたり雪がつもって歩きにくかったりということも考えられます。
天候により影響を受けるリスクを考慮したうえでスケジュールを立てられることをおすすめします。
冬のブレッド湖も一見の価値あり
真冬のブレッドは湖の凍結など想定外のことも多かったですが、その時期ならではの美しい景観や貴重な体験を楽しむことができました。
ブレッド湖は私がこれまで訪れた場所のなかでもぶっちぎりの絶景です！
スロベニアを旅行する際はぜひブレッドに足を運んでみてほしいです。
ブレッド湖のクリームケーキも食べたい～！
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