こんにちは、世界一周経験者のぴっぴです。
今回は南米ボリビアの秘境『Tupiza (トゥピサ)』をご紹介します!
とぅぴ…さ?
初めて聞く名前ー!!
そこはまるでカウボーイが出てきそうな西部劇の世界。
アンデス山脈の奇岩が織りなす荒涼とした大地の絶景に息をのみます。
トゥピサは観光地としての知名度はけして高くないし、世界一周旅行者のなかでさえマイナーな場所で情報も少ないんですが…
私がこれまでの人生で訪れたなかでもっとも美しい場所でした。
わぁ…
めちゃくちゃ綺麗な場所…!
その絶景のなかで乗馬体験をしたのですが、それがもう最高すぎて…
トゥピサの魅力をもっと多くの方に知ってもらいたいので、現地の写真をまじえてドドンとご紹介します!
ボリビア旅計画の参考になれば幸いです♪
トゥピサってどんなとこ?
トゥピサの場所・行き方
トゥピサってどこにあるの?
トゥピサはボリビア南部のポトシ県にある街で、標高約2850mのアンデス山脈一帯に位置しています。
アルゼンチンとの国境付近ですね。
トゥピサはあの有名なウユニ塩湖からも近く、ウユニ塩湖ツアーの出発点にもなっています。
私はウユニに滞在したあと、長距離バスでトゥピサにやってきました。
ウユニに近いんだったら、その前後でトゥピサに立ち寄るのもアリだね!
- ウユニから長距離バスで5時間ほど
- アルゼンチンのサルタ方面から長距離バスやバンで国境超えする
隣国アルゼンチンからトゥピサに行く場合は、サルタという都市からフフイ、ウマウアカ、ラキアカ(アルゼンチン国境)、ビジャソン(ボリビア国境)あたりを経由していくといいでしょう。
でも、なんでぴっぴはトゥピサに行こうと思ったの?
ボリビアからアルゼンチンまで抜ける経由地について調べていてトゥピサが候補に挙がったんだ!
それで色々とリサーチしてたら「あれ?この街めちゃくちゃ私のタイプかも!」ってビビッときたよ。
トゥピサの雰囲気
トゥピサはとても静かで穏やかな町です。
ほとんど観光地化されておらず、私が訪れたときはオフシーズンの冬ということもあって、観光客はほとんど見かけませんでした。
高くそびえたつ岩山に囲まれたワイルドな地形が雄大で、個人的にはラオスのバンビエンに雰囲気が似てるな~と感じました。
全体的にのんびりした雰囲気なので、ゆっくり休息をとる場所としても最適です。
トゥピサは年間を通して降水量が少なく比較的温暖な気候で、私が訪れたときも毎日晴れていました。
こちらは私が泊まっていた宿の屋上からの眺め。
建物の屋根が低いので、周囲をぐるりとかこむアンデス山脈を見渡すことができます。
昼はポカポカ陽気で気持ちがよかったので、よく屋上で作業をしていました。
ウユニ塩湖で塩まみれになった靴を洗って干すとしっかり乾いてくれた(*´ω`*)
それまでポトシ・ウユニと標高が高く極寒の地域を旅してきた私にとって、トゥピサはまさに桃源郷のような場所でした…!
市場を散策するとなかなかのにぎわい。
ボリビアでは7都市を旅しましたが、そのなかでもトゥピサはフレンドリーな人が多い印象です。
外国人が珍しいのかよく話しかけてもらって、みなさん本当に優しい人ばかりでした。
お昼ごはんを食べに通ったメルカドのおばちゃんたちとパシャリ。
私の拙いスペイン語で、私の旅やなぜか日本の出産事情についてもお話できて楽しかった♪笑
ついでにメルカドにいたワンちゃんも人懐こくて…
お昼を食べていたらトコトコやってきて、私の膝の上にアゴをちょこん。
その可愛さは反則だわ(*´ω`*)
そんなトゥピサの最大の魅力はアンデス山脈が織りなす絶景!
乾燥したアンデス山脈では背の高い木々が育たず、むき出しになった大地が荒涼としてとってもワイルドなんです。
空に向かってけわしく突き出た赤茶色の断崖からなる渓谷はただただ圧巻…
トゥピサで楽しめるアクティビティ
トゥピサの観光におけるハイライトはなんといってもダイナミックな自然美です。
乗馬やトレッキングなどのアクティビティを通じて、大きな空の下でアンデス山脈どまんなかの大地を散策することができるんです。
- 乗馬
- トレッキング
- ジープツアー
トゥピサで乗馬体験
トゥピサのアクティビティで超絶おすすめなのが乗馬体験!
西部劇の主人公になったかのような最高の経験ができますよ~!!
予約方法
乗馬体験に申し込む方法はおもにネット申し込みと現地申し込み。
私は現地で申し込みました。
たとえばこちらのツアー会社だと、3時間・5時間・7時間コースの乗馬体験でひとりあたり33ドルとのこと。
かなり安いね!
私はインストラクターにマンツーマンで教えてもらえる5時間コースに申し込みました。
ここからは私の乗馬体験の様子をトゥピサの絶景とともにシェアさせてもらいます。
どうぞ西部劇の世界をお楽しみください。
乗馬体験の様子
当日はインストラクターのウィルソンと一緒にバスに乗り込み、現地に向かいます。
革紐とカウボーイハットを装着すると…
やばい、すでにもうカウボーイっぽくなってる!
ワクワクがとまらへん!!!!!笑
私のパートナーのお馬ちゃんはフアラちゃん4歳です。
フアラちゃん、重たい体だけどどうかよろしくね!汗
乗馬をスタートする前にウィルソンから説明があります。
右に進みたいときは右の手綱を引いて、左に進みたいときは左の手綱を引くんだ。
ストップしたいときは手前に手綱を強く引くよ。
以上だ。よし、乗ろう!
え、終わり!?私乗馬とか人生初なんだけど大丈夫!??
このたった15秒くらいのシンプルな説明のあと、すぐに乗馬体験がスタートしたのでした(笑)。
おそるおそるフアラちゃんの上に乗って、いざ進みだします!
右へ、左へ、パカラッパカラッ…
あれ、意外に順調に進めてるかも。
そうこうしているうちにさっそく絶景が目の前に現れたのです。
ま、まって…これは想像以上だ!!
私が昔憧れていた西部劇の世界そのものではないかー!!!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
巨大なサボテンが出現。
わぁぁぁあ雰囲気あるよ~!
ウィルソンはとても寡黙な人で、必要最低限のこと以外なにも話しません。
とにかく景色を堪能することに集中したい私にとって、彼がインストラクターでとても居心地が良かったのです。
お互いにもなにもしゃべらず、静かにただ荒涼とした大地をパカラッパカラッと進んでいきます。
オフシーズンだからか自分たち以外の観光客をほとんど見かけず、広大な絶景が貸切状態です。
なんという贅沢でしょうか…
山の色合いがすっごく綺麗。
いろんな形状の岩があります。
巨大な赤岩がドーンとそびえたつスポットに到着しました。
目の前に広がっていたのは…まさに南米のグランドキャニオン!
気分はもう完全に西部劇の主人公です。
ウィルソンが「今から30分休憩だよ。自由に過ごしてね」とのこと。
彼は全体的に放任主義なんですが、自分のペースでじっくり雰囲気を堪能できるので私にとってすごくありがたかったです。
ただ自分の写真を撮ってくれる人がいないので、自撮りを頑張りました。笑
ずーっと長時間お馬さんに乗っているとおしりが痛くなってしまうので、休憩は大切ですね。
そこで乗馬の若きマエストロ(先生)たちに出会いました。
14歳の先生もいてビックリ!
さて、休憩がおわったら再びフアラちゃんと出発します!
岩のトンネルをくぐり抜けて~
赤岩の断崖がみごとなスポットに到着しました。
ここにはたくさんのサボテンがにょきにょき生えていて、見たことがない固有の植物もたくさん発見しました。
「ナイスな撮影スポットだから」ということで写真撮影。
本当に西部劇の世界みたい~!
ここで2回目の休憩タイム。
普段使うことがないパノラマ撮影もしたくなっちゃう♪
休憩が終わったらまた進み始めます。
途中から1匹のワンちゃんが私たちのお供をしてくれていました。
フアラちゃんは本当にいい子。
あと少し頑張って!
名残惜しいけど、もう終盤です。
太陽が沈み始めたころ、乗馬体験は終わりました。
あーー本当に最高だった!!
寡黙で優しいウィルソン、ありがとう。
感想
南米のグランドキャニオンといっても過言ではないほどの絶景のなかで、あまりにも贅沢で豊かな時間を過ごすことができました。
トゥピサの自然美は私の期待値を大きく上回ってくれました。
天候にめぐまれたこと、インストラクターと相性が良かったこと、オフシーズンで貸切感があったことなども満足度が高まった理由だと思います。
トゥピサの乗馬体験、ほんっっっとうに最高でした!
価格も安いですし心からおすすめします♡
素敵な経験になって良かったね!
ボクもトゥピサで乗馬体験したくなってきた…♪
まとめ
多くの人に知られていないボリビアの秘境、トゥピサ。
ウユニに行かれる方は、その前後で立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
本格的な西部劇の世界があなたを待っています♪
この記事がなにか参考になれば嬉しいです♪