こんにちは、世界一周経験者のぴっぴです。
トラベルクッカーって旅人に人気だよね。
これって実際あったら便利なの?
そう、トラベルクッカーは世界一周旅行者のあいだで割と有名な調理グッズです。
調理楽チンで食費の節約にもなるトラベルクッカーが愛される理由はよく分かります。
私もとても良い商品だと思いますが、世界一周グッズとしてはあえておすすめをしません。
え!なんで!?
実は世界一周に出発するまえにトラベルクッカーを購入していたのですが…
私の旅スタイルではデメリットの方が多かったため、持っていくのをやめました。
今回は自身の経験をふまえてトラベルクッカーの特徴・使い方・世界一周にもっていくメリット・デメリットを解説します。
あくまで個人的な意見なので、ひとつの参考にしていただけると幸いです。
- トラベルクッカーについて詳しく知りたい人
- トラベルクッカーを購入検討中の人
- 旅にトラベルクッカーを持っていくか悩んでいる人
トラベルクッカーとは
「トラベルクッカー」とは、室内で気軽に調理ができるという電気調理器です。
コンセントがある場所ならどこでもお湯を沸かし調理ができます。
日本と電圧が異なる国でも電圧切替スイッチで対応可能。
巷で人気なのは、ヤザワのトラベルマルチクッカーです。
出発前にトラベルクッカーを購入
世界一周の準備物についていろんな旅ブログをみていると「トラベルクッカーは便利だからおすすめ」という感想がたくさんありました。
たしかにトラベルクッカーはコンパクトで自炊するのに便利そうだし、商品のレビューをみても高評価のコメントがほとんど。
物価の高い国で自炊すれば節約になるし、料理ができない私でもこれなら調理ができそう!
そう思ってトラベルクッカーを購入を決めたんです。
【YAZAWA】トラベルマルチクッカー
YAZAWAのトラベルマルチクッカーが自宅に届きました。
梱包をあけてみると中身はこんな感じ。
鍋、鍋蓋、プラスチックの専用どんぶり、スプーンフォークが付いています。
これらは付属のポーチにコンパクトにして収納できます。
すごいコンパクトになるんだね~!
鍋の裏には電圧切り替えのできるツマミがついています。
「100~130V」と「220~240V」の2パターンがあります。
訪れた国の電圧に合わせて切り替えができるので電圧器不要で便利ですね。
試しに使ってみたら優れものだった
ずっと実家暮らしで全く料理ができない私。
旅に出る前に練習しておかねばということで、自宅でトラベルクッカーを使って調理してみることにしたんです。
使い方はいたって簡単。
- コンセントを差し込む
- 鍋に水を入れる
- 材料を入れる
水を入れてしばらくするとグツグツ沸騰してきた!
パスタと野菜を投入してみると、時間は多少かかりましたがちゃんと茹でることができました。
使い方も簡単だしこれは便利!
トラベルクッカーがあればコーヒーを沸かしたり、レトルト食品を調理したり、お米を炊いたりもできるようです。
その便利さに満足した私は、世界一周中にどんなものを作ろうか思いを馳せたのでした。
確かにこれなら不器用なぴっぴでも使えそう。
その後、トラベルクッカーを置いていく決断をした理由
使い勝手の良さに満足し、世界一周中に存分に使い倒すつもりだった私だったのですが…
なんとその後、トラベルクッカーを置いていくことになりました。
気に入っていたのになんで!?
それは次の2つ理由からでした。
理由①「かさばる」というデメリット
荷物のパッキングをしていた私は気づいてしまった。
トラベルクッカーが想像以上にかさばるということに…。
もちろん機能性が高いわりにコンパクトなんですが、それでもサイズはW76×H155×D155で、私の55リットルのコロコロバックに入れるとかなりの場所をとってしまうのです。
理由②「重い」というデメリット
トラベルクッカーの重量はおよそ1キロ。
覚悟はしていたはずなんですが想像以上にずっしりきます。
荷物は少しでも軽くしたい・・・
しばらく悩んだ結果、荷物の軽量化を優先して泣く泣くトラベルクッカーを置いていくことを決めたのでした。
トラベルクッカーを置いて出発。私の自炊生活はいかに?
持っていけばよかった、って後悔はしなかった?
振り返ると、私の旅には全然必要なかったんだよね。
キッチン付宿にすれば問題なく自炊できた
私は宿を予約するとき、自炊が必要になる場所では必ずキッチン付きの宿を選んでいました。
海外でもキッチン付きの安宿はたくさんあるので、問題なく自炊ができました。
こちらはポルトガルの宿で作った肉じゃが。
アルゼンチンの宿にて人生で初めて焼いた牛ステーキ。
ガスコンロがない宿では、電子レンジを使うなど工夫すればパスタを簡単に作ることができました。
ほかのゲストと共用にはなりますが、備え付けの鍋やケトルが自由に使える宿や、砂糖や塩などのフリー調味料が置いてある宿も多いです。
設備が充実している宿がいっぱいあるんだね!
物価が安い国では自炊が不要だった
私は基本的に物価が安い国を旅していたので、そもそも自炊の必要がないことも多かったです。
物価が安い国では、自炊よりむしろ外食の方が食費を抑えられることもよくあります。
私にとってはデメリットをカバーするほどのメリットがなかった
トラベルクッカーはあれば便利だったと思います。
ただし私の場合は「かさばる&重い」というデメリットをカバーするほどのメリットがありませんでした。
なので、結果的に持っていかなくて正解だったと思っています。
トラベルクッカー持参がおすすめの人
いっぽうで、このような方にトラベルクッカーはおすすめできます。
物価の高い国を複数訪れる予定の人
物価が高い国では自炊しないと出費がかさみます。
たとえば西ヨーロッパや中東のイスラエルなどは物価が本当に高いので、外食するとびっくりするほどすぐにお金が消えていきます。
物価が高い国で節約したい人にはトラベルクッカーは強い味方になるでしょう。
キッチン付き宿に抵抗がある人
宿のキッチンを利用すると、当然ですが他のゲストさんと色んなものを共有することになります。
潔癖症の人や必要以上のコミュニケーションを望まない人にとっては、自身の調理器具を使ったほうが気楽に自炊が楽しめると思います。
またキッチン付きの宿を選ぶのが面倒という人にとっても、トラベルクッカーは必須グッズになるかもしれませんね。
メリットとデメリットをふまえて検討しよう
トラベルクッカーが必要かどうかはそれぞれの旅スタイルによって変わってきます。
あなたの旅スタイルを考慮したうえで購入を検討してもらえればと思います。
トラベルクッカーの購入を迷っている人にとって、この記事が少しでもお役にたてれば嬉しいです。
メリットとデメリットどっちもあるから、慎重に見極めたいところだね~!